山中の捜索...
ある日、JAFから1本の電話が…
「標津の山の中でスタックしたらしいのですが…」
体制を整えて出動。本人と携帯で連絡が出来たため、簡単な気持ちで出かけましたが…言われた場所に行っても中々、探し出すことが出来ません。
再度、本人と連絡をとっても、本人もどこの場所か、説明がつかず…
季節は、初秋。時間だけが過ぎていきます。日も暮れ始めて薄暗くなっています。最後にもう一度、本人に連絡をとり、最悪、車中での野宿を覚悟してもらいました。
近くに居るのは、間違いないのですが…
この道を行ってみて、居なければ・・・との思いで鬱蒼としたヤブの中を進み開けた場所に出ると、はるか上の方にヘッドライトの明かりが…
「どうやってあそこに上ったんだ???」と思いつつヒルクライムを開始。車にたどり着いた時に、依頼者の安心した顔が目に飛び込んできました。
1時間に及ぶ引き上げ作業を終え、笑顔で見送る事が出来ました。
場所は、ヒグマが彷徨く山中で最悪の事態もあり得たかも知れません。
JAFの出動の中には、こんな捜索活動もあるのです・・・